事業内容
隂山建設では、IoTの技術を駆使し、さらにDXの力で建設業を変えようと『Building MORE(ビルモア)シリーズ』を自社開発しております。
『いつでも建設現場』宣言!を合言葉に、建設現場をより身近に、よりオープンに、施工状況をリアルタイムに確認することが可能です。よりシンプルに、見たいものをお見せすることで、顧客満足度向上と生産性向上を実現します。
主な機能として「出来高・進捗状況の共有機能」、「スケジュールの月次カレンダー表示機能」、「工事状況写真」、「映像の共有機能」、「依頼事項の共有・管理機能」、「現場員とのトーク機能」を搭載しております。
弊社では、社員数50名に対し、ドローンパイロットが33名在籍しております。
飛行ルートを設定し自動飛行をすることにより、毎回同じポイントでの撮影が静止画や動画などの画像による正確で分かりやすい進捗状況報告を行います。
全ての新築現場で、さまざまな角度からの100%ドローン撮影を行い、立体的に現場状況を確認することができ、多種多様な画像情報を提供することができます。
郡山市立西田学園義務教育学校西校舎新築主体工事の現場で、同工事における建物建設に係る3次元データの取得に関する協定を郡山市と締結。
今回の協定では日本初の試みとして、建築工事全体を通してドローン等を利用したデータ取得しました。
◆社会的背景と課題
建設業では作業員の高齢化や少子化等の影響で労働力不足が急速に進行していますが、一方で建設需要は大きく減少せず、建設現場の生産性向上が喫緊の社会的課題となっています。
課題解決のためには、従来のアナログによる業務効率化には限界があり、データやデジタル技術を活用した建設現場のDXが必要不可欠です。
◆DXビジョン
カゲヤマホールディングスグループは、「建設現場をより身近に、よりオープンに、施工状況をわかりやすく確認できる」ことを目指しています。
建設業を取り巻く環境変化に対応し、業界全体の業務の仕方や働き方をDXにより大きく変革し、顧客満足度向上と建設現場に従事する人々の生産性向上を実現します。
◆DX戦略
建設会社自らが建設業DXアプリを開発することにより、現場の声をいち早く反映させ、現場ニーズに合った製品づくりを目指します。
弊社は自社のDXを段階的に進めており、現在第3段階目になります。
①自社建設現場におけるICT建機の利用
②ドローンの活用とパイロット育成
③建設業DXアプリ「ビルディングモアシリーズ」の開発・提供
クラウドサービスを活用し、建設現場の見える化、現場関係者間の情報共有により、建設業に携わる人々の業務効率化・生産性向上や、顧客満足度・従業員満足度の向上、働き方改革への対応等の実現を目指します。
◆DX推進体制、戦略の推進に必要な人材確保
社内のDX推進室に加え、2018年にはカゲヤマホールディングスグループ内に、建設業のDX推進を目的としたビルディングサポート株式会社を設立しました。
複数の大手企業からもプロジェクトに参画いただき、社内のみならず協力企業や実証試験の参加企業と共に、社内外の声を広く吸い上げる体制を構築することにより、多くの建設会社の方々が利用しやすい製品づくりを心がけています。
DX 戦略の推進状況に応じ、グループ会社内及びビルディングサポート社を通じて社外より、長期から短期、郡山または東京と、期間及び拠点に柔軟性を持たせた人材確保を行っています。
ITシステム・デジタル技術の活用においては、『建設業 DX アプリ「ビルディングモアシリーズ」の開発・提供プロジェクト』に参画している大手企業からのアドバイスや意見交換を取り入れています。
◆DX戦略の達成指標
以下の通り、「自社」から「全国」に向けて段階的にDX戦略の対象範囲を広げる計画です。
ステップ1 自社本社及び各建設現場で「ビルモアシリーズ」を活用し、「自社内の」業務効率化・生産性向上を実現する
ステップ2 協力会社への「ビルモアシリーズ」導入を促進し、「自社が受注した工事に従事する関係者全体の」業務改善を実現する
ステップ3 「ビルモアシリーズ」を全国に営業展開し、「建設業に従事する建設会社各社の」業務改善を実現する